英語であそぼう!@ほほえみ

子どもたちに英語を教えるのにオススメの本などの紹介。そして、サークル活動の紹介。田舎で教室がなくても英語は自分で教えられる!

英単語を覚えるコツ

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こちらも先日、新中学一年生のお母さんから質問された内容です。

 

「英単語を書いて覚えるようにさせてるけど、なかなか覚えられないようで、どうしたら覚えられるでしょうか」

 

覚えられない理由はいろいろあります。

まず、一年生で初めて英単語を覚えるときに子どもたちが困ることは以下の点ではないでしょうか。

 

  1. 単語の音と意味が覚えられない
  2. スペルと音が一致しない

 

 子どもが日本語を覚えるとき、普通に考えて、最初書いて覚えることはしないですよね?

 

言葉の自然な習得の流れというのは、

 

音→文字

単語→文

 

となります。

子育てしたかたなら、わかるとおもうのですが、赤ちゃんがママやパパの言葉を聞いて最初は「あうあう、ばぶばぶ」(喃語)というところから始まり、「ママ、パパ」などの身近な単語が出始め、次に「マンマ、おいしー」などの2語文になります。

 

日本語教育やESL(第二言語としての英語教育)の研究の中では、通常この流れは当たり前のこととして考えられており、その上で様々な教授法が確立されています。

 

ベトナムの日本語学校や大学、高校、中学校でも日本語を聞いて発音するところから始めます。これは日本国内の日本語学校でも同じです。新しい言葉をいきなり読ませたりすることはありません。

 

話せるようになる学校は単語については徹底的に発話させています。

 

中学校では英語の先生にお願いすればネイティヴもいることですし、本来ならリピートの練習もたくさんできるはずです。やってないなら、なぜやらないのか謎です。単なるリピートじゃなく、手を変え品を変えいくらでも、発話を促す方法があるのですけどね〜。

 

少し話がそれました。すみません。

 

覚えるためには、まず単語の音を聞いて意味がわかるようにすることが最初にできるといいですね。CDで単語を聞いて、意味がパッと思い浮かぶようにするのが最初の目標です。(中学校の教科書ってCDありますか???なければ、ネイティヴに音を吹き込んでもらえたら、いいですね)

 

次に単語を見ながら聞いて、音と文字を一致させ、その後に単語のスペルを覚えるといいと思います。

 

単語のスペルを覚えるのは2の問題点になりますね。

 

英語というのは、音と文字が一致しない言語です。日本語は「あいうえお」と読めれば、とりあえず読めますが、英語は "ABC"と覚えても"apple"は読めません。

 

これについてはネイティヴの子どもたちも覚えるために"phonics"という学習をして覚えます。簡単にいうと、それは、"A(エー)"は単語の語頭に来たら"Apple(アップル)"になるよという学習です。

 

これは日本人は最初に勉強しなくてもいいかなとは思います。※1

やっても英語全体の75%しかカバーしてない上に中学校の教科書に出てくる単語がphonicsに準拠してるわけではないので、たぶん覚えるのが大変になると思います。

(※1.中学校で初めて勉強する場合)

 

スペルについては、自分で発音しながら書いて覚えるのがいいと思います。

 

時間がかかる学習方法ですが、CDがあるか身近に何度でも読んでくれる先生のような人がいればできますよ。

発音のお話 liaison(リエゾン)について

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先日、英語の歌を歌詞を見ながら歌っても娘さんに

 

「なんか変!」

 

と言われてしまうというお話がありました。

 

「音を聞いて歌わず紙の歌詞に釘付けになってませんか?」

 

というお話をしたのですが、それの何が問題かということについてお話します。

 

英語の発音のお話になってしまうのですが、単語1つ1つの音をハッキリ話しているネイティヴはどこにもいません。

 

たいていの場合、前後の音に影響を受けて話しているので、皆さんが思っている単語の音とは違うことが多いのです。

 

皆さんにこれまでに紹介した歌から例を…

 

まず、The wheels on the busを聞いてみてください。

The Wheels On The Bus | Super Simple Songs - YouTube

 

下の例を見てください。

あえてカタカナで発音を横に書いてみます。(もちろん正確ではありません。)

 

区切って読む例をa

自然に繋がった音の例をbとします。

 

Ex1-a."The wheels(ウィールズ) on(オン)the bus"

 

Ex1-b "The wheelson(ウィールゾン) the bus"

 

のように聞こえるはずです。

 

後ろが母音(この例の場合は"o")の時、前の子音("s")と音がくっつきます。

 

よくラジオなどで言う

 

"Check it out!"

 

と言う言葉を聞いたことありますか?

 

カタカナで皆さんが聞いたままの音を表すと

恐らく、「チェキラー!」になると思います。

 

Ex2-a.Check(チェッk) it(イッt)  out(アウt)

 

本来なら、このように別々の音ですが、先ほどのルールに則ると

 

Ex2-b.Checkit(チェッキッt)out(アウt)

 

前の2つがくっつきましたね。

勘のいい人は気づいてると思いますが、最後がくっついてるわけでもなく、何かおかしいですよね。(笑)

 

もう1つルールがありまして、母音と母音に挟まれたtの音はrの音に変わります。

 

これにはもう1ついい例があります。

皆さんご存知の「アナと雪の女王」の歌"Let it go"です。

 

保育園の子どもたちに歌わせたら、絶対に「レリゴー」と言ってるはずです。

(ちなみに、このルールはアメリカ英語のみのルールです。)

 

決して、「レッt イッt ゴー」ではありません。

 

以上のように発音もいろいろなルールがあります。今回ご紹介したのはほんの一部ではありますが、少し頭の片隅に置いておくと歌も聞き取りやすくなって、歌いやすくなるかな?と思います。

 

 

 

【予告】7月27日のほほえみの活動予定

7月のテーマは"Color"です。


今回の予定では今までやったお歌を一部もう一度歌おうと思っています。


それから、色を覚えてもらおうと思っているので、ちょっとしたクラフトをする予定です。


ちなみに、予定しているクラフトは…


「魚釣り」


とーっても簡単なクラフトなので、3歳ぐらいなら1人でもできるかなと思います。


赤ちゃん連れの方はママが作って見せてあげてください。


最後は自分たちで作ったオモチャで遊びますよ!

The Eensey Weensey Spider(ちっちゃなクモさん)

こちらは手遊びの歌です。

手遊びの仕方を教えてくれる動画もあるので、こちらを見て一緒にやってみてくださいね。お歌の歌詞は下にあります。お歌の意味は下の歌の動画を見るとわかると思うので、お母さんたちは一度そちらを見て意味を考えてみましょう。

 


The Eensey Weensey Spider | Super Simple Songs

【歌詞】

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

Okay…put your fingers together.
Let's do The Eensy Weensy Spider.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

A little faster now.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

Now let's try it slow, with a low voice.
And a big, big spider.

The big, big spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the big, big spider went up the spout again.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

Okay…put your fingers together.
Let's do The Eensy Weensy Spider.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

A little faster now.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

Now let's try it slow, with a low voice.
And a big, big spider.

The big, big spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the big, big spider went up the spout again.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

Okay…put your fingers together.
Let's do The Eensy Weensy Spider.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

A little faster now.

The eensy weensy spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the eensy weensy spider went up the spout again.

Now let's try it slow, with a low voice.
And a big, big spider.

The big, big spider went up the water spout.
Down came the rain and washed the spider out.
Out came the sun and dried up all the rain.
Then the big, big spider went up the spout again.


The Eensy Weensy Spider | Kids Songs | Super Simple Songs

 

"Eensy Weensy"という部分は"Itsy Bitsy"や"Incy Wincy"なんて言われることもあります。どれも間違ってなくて、方言みたいなものです。

 

"Eensy Weensy"はイギリス

"Itsy Bitsy"はアメリカ

"Incy Wincy"はオーストラリア

こんな感じでだいたい分かれているようです。

 

ネイティブが集まって子どもに歌を教える時にちょっと盛り上がってました。

日本でも方言があるのと同じで同じ意味でもちょっと違う言い方はいくらでもあるのですね〜。

 

Clean up song お片づけソング

日常に英語を取り入れると自然に覚えやすいですよ。

うちではお片づけの時はこのお歌を流しています。

この音楽がかかると急いでお片付けを始めます。

タイトルもそのまんまの"Clean up song"です。

 

 


Clean Up Song | Kids Song for Tidying Up | Super Simple Songs

 

英語にはお掃除/お片づけ

"Clean up"と"Tidy up"という言葉があります。

 

あえて違いを書くなら

 

Clean up=お掃除

Tidy up=お片づけ

 

なのですが、正直お片づけという意味で"Clean up"を使うことも多いです。

 

"Clean up your room!"

(お部屋を片付けてね!)

"Let's tidy up!"

(さあ、片付けよう!)

 

どちらでも通じるので大丈夫です。

 

最後に歌詞を載せておきますね。

歌詞の意味で確認したいことがあれば、いつでもご質問ください。

 

Clean up song

Clean up, clean up.
Everybody, let's clean up.
Clean up, clean up.
Put your things away.
(Repeat 3x)

Clean up! Clean up! Clean up!
Put your things away.
Pick up your toys.
Pick up your books.
Pick up your shoes.
Put your things away.

Clean up, clean up.
Everybody, let's clean up.
Clean up, clean up.
Put your things away.
(Repeat)

子どもの英語学習と年齢②

 

www.mama-eigo-ikuji.com

 

前回の記事には続きがありまして…

 

ざっくり耳について書いたんですが、おすすめした「絵本」「CD」「DVD」を見たり、聞いたりしただけで英語ができるようになることはありません。

 

使い方が大切です。

 

小さければ小さいほど、すぐに覚えますが、すぐに忘れます。

 

意味がわかって言ってるわけじゃなくて、覚えて何か言うと褒められて嬉しいから言うだけ、ただ響きが面白いから覚えた、なんてことがあります。そうすると意味はわかっていません。

 

小さい子どもの日本語もそうじゃないですか?

意味はわからないけど、なんだか面白いから言ってみたりする。

 

でも、日本語なら、それを聞いて大人が正しい使い方を教えてあげたり、勘違いが生まれて自分で「あれ?何かおかしい」と気づくことができます。

 

そこにはコミュニケーションがありますよね。

 

言葉を学ぶ上で必要なことはコミュニケーションです。

使ってみて、正しい使い方を学ぶ、場面や状況を学ぶことが必要です。

 

英語をCDやDVD、絵本(自分で見るだけ)では上で強調した大切なコミュニケーションの部分がありません。

 

言葉のインプットはできますが、それだけでは言葉としては役に立ちません。

意味をつなげ、アウトプットできてこそ言葉は生きるのです。

 

英語もやはり言葉なのです。

意味がわかってなんぼ。

通じてなんぼなのです。

 

ですから、ここで英語を子どもたちに学ばせようと思っているお母さんたちにお知らせしたいのは教材を購入して、子どもに与えたままで放っておいても確実に英語を話せるようにはなりません。

 

お母さんの英語のレベルによっては、教材があるなら一緒に勉強するぐらいの姿勢でいいのではないでしょうか。子どもたちが一人で勝手に日本語を話せるようにはならないのと同じで教材を与えただけでは英語もできるようにはなりません。

 

英会話に行くことができたり、全部英語でお世話をしてくれるPre-schoolなんかに行ける子はもちろん話す機会が多いですから、話せるようになるかもしれません。

 

そうじゃない子は子どもの時から英語ができなくても大丈夫です。

 

本当に必要になれば、大人になってからでも覚えられます。


子どもの時からやれば楽だと思うのかもしれませんが、それはあまり関係ありません。


本人のモチベーション次第です。

 

私自身、子どもの頃の英語教室が嫌いで、中学校の英語の授業も嫌いでした。

 

大学に入って、興味が出て、必要になったら一気に上達しました。

 

そんな個人的な経験から見ても、英語は楽しくのんびりやれば大丈夫です。

 

お母さんたちが一番がんばらないといけないのは、子どもたちが母語である日本語でしっかり思考できるようにすることです。


日本に住んでいて、両親も日本人、家庭内の会話も日本語ならば、外国語である英語が母語を超えることはありません。


母語のレベルを上げておくと英語での思考も助けてくれます。



ちょっとだけ発音のお話(L vs R / Si vs Shi / Th )

子どもには英語をちゃんと覚えてほしい。

できるだけきれいな発音を…

そんなお母さんがたは自分も発音できるように頑張りましょう。

 

①LとRの音

Lock(鍵)とRock(石)では意味が変わってしまいます。

 

まずはLの音を出すコツ。

歯の付け根の裏に舌をつけます。鏡を見ると自分の舌が歯の横から見えるはずです。

最初は子音のみ発音して、次に単語を言ってみましょう。

Ex. LLLLLL Lock

 

Rは日本語の「う」の音を出す準備をしてください。

舌が奥の方に引っ込みます。そこから、一気にRの音を出しましょう。

Ex. (「ぅ」を言う準備だけしてね!)Rock

 

 

②SiとShiの音

Sの発音は比較的簡単に思うのですが、SiとShiについては要注意なのです。

実は日本人は「シ」と全部発音してしまうので気をつけて下さい。

 

Youtubeでも発音の違いを紹介していたので、参考にどうぞ。

動画の中で"She sells seashells by the seashore"という早口言葉も紹介しています。

「彼女は海岸で貝殻を売っている」という意味ですね。

 

これを聞いて違いがわかるでしょうか?

 

www.youtube.com

 

Shipは日本語の「シ」の音、そのまま言ってみてください。

そうです!OKです。通じると思います。

 

問題はSiです。

 

Sit down

Six

 

など簡単な単語にも入っている音です。SitをShitなんて言ってしまうと大変なことになります。だって、Shit(う⚪️ち)なんですもの。

 

Siをカタカナで説明すると「スィ」に近いです。

前歯の裏に舌をくっつけず、浮かせたままスーと息を強く吐いてください

それが”s”の音です。

※実際に「スー」なんて言わないでくださいね。

 

③THの音

The They Thisなど大事な言葉に出てくる音です。

上の前歯と下の前歯で舌を挟み込んで、空気をスーと出してみてください

※こちらも上に同じくです。

 

 

次回、公民館でお会いした時に発音チェックしたい方は声をかけてくださいね。